2020日本&2024フランス、五輪開催地の選手が強い!【大会展望 vol.2 女子組手】

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■東京武道館で育った山田沙羅、故郷に錦を飾る戦いへ

前回から大会各種目の展望の2回目、今回は、女子組手の5種目です。
-50kg、-55kgの予選は12日に、-61kg、-68kg、+68kgの予選は13日に行われ、全種目のメダルマッチは14日に実施されます。

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女子組手-50kg

これまで、世界選手権2度優勝経験のあるフランスの英雄・ルチア選手、2014年の世界王者・セラップ選手(トルコ)の2強が引っ張ってきた階級。ですが今年、そこに日本の宮原美穂選手と多田野彩香選手が、名乗りをあげています。宮原選手は今年プレミアリーグ・パリ大会とラバト大会を優勝、多田野選手はロッテルダム大会を優勝と力を見せています。日本開催の東京プレミアリーグでも、この4選手が熾烈な優勝争いを繰り広げるでしょう。

女子組手-55kg

最も混戦の階級です。昨年のプレミアリーグ年間王者・アンジェリカ選手(ウクライナ)、アジア選手権3連覇中でサソリ蹴りの使い手・ウェン選手(中華台北)、2014年の世界王者・サラ選手(イタリア)、2017年のワールドゲームズ王者・クミザキ選手(ブラジル)が、覇権を争います。

日本では、山田沙羅選手に注目です。今大会の開催地・東京武道館のある東京都足立区の出身。まさに地元開催です。
出身道場である一友会の大会、彼女が初めて全国優勝を成し遂げた「全少」もここで行われており、小さい頃から彼女を育ててきたのが東京武道館。強い思いで、大声援を背に世界に挑みます。また、昨年の沖縄シリーズAで銀メダルを獲得している中村しおり選手の勝ち上がりも気になります。

■13日 染谷・植草の日本のWエース登場!

ここからは13日に予選が開かれる3種目です。

女子組手-61kg

世界ランキング1位のリン選手(中国)が、この階級を引っ張ります。また、フランス勢が層が厚く、世界ランキングベスト8に3名もの選手がランクインしています。2016年に-68kgの世界王者となり、翌年から階級変更をして-61kgに参戦しているアリサ選手(オーストリア)、テコンドーでユースオリンピック出場経験があるハヤ選手(カナダ)など、個性的な選手が多い階級です。日本は、森口彩美選手、染谷真有美選手、岩戸美紗選手が挑みます。

女子組手-68kg

日本の染谷香予選手が、10月更新の世界ランキングで1位になりました。超努力型の日本女子主将、今年アジア選手権3連覇を達成するなど、ひたむきにかつ一歩一歩確実に力をつけています。今大会も優勝争いに関わることは間違いないでしょう。

2014年の世界王者・アギエル選手(フランス)、昨年のプレミアリーグ年間王者・イリーナ選手(アゼルバイジャン)も強力です。

女子組手+68kg

何と言っても、日本女子組手のエース・植草歩選手の活躍に注目です。2016年の世界王者、注目されればされるほど結果を残すその勝負強さは、まさに「持ってる」選手。東京初開催の注目高まるプレミアリーグで、活躍すること間違いなしでしょう。見る者に元気を与える、思い切りの良い組手と勝利の笑顔を、東京武道館の観客に届けます。

植草選手のライバルとなるのが、イランのハミデ選手。長身で蹴り技の上手いハミデ選手に、植草選手は今大会はどう挑むかに注目です。今年に入って好調を維持しているティッタ選手(フィンランド)、他、メルテム選手(トルコ)、フローレンティン選手(フランス)、ローラ選手(スペイン)も表彰台に絡むでしょう。

そして、注目の選手がもう一人、高校3年生の澤江優月選手です。今大会が開催される東京武道館において、毎年行われている小学生の全日本大会「全少」で5連覇の経験がある澤江選手。前代未聞と称され、東京武道館で生まれたヒロインです。中学・高校でも国内外で活躍し、18歳になった今回、いよいよプレミアリーグに初参戦します。初めて挑む世界最高峰の試合会場が、「全少」と同じ会場という不思議な縁のある今大会、世界のトップ選手を相手に、どこまで勝ち上がるでしょうか。

トーナメント発表は、大会前日の10月11日です。

★全空連オフィシャルInstagram(jkf_official)などで、注目選手を紹介しています。

写真・文=JKFan