超高速、ど迫力の攻防次々と!【大会展望 vol.3 男子組手】

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■プリンス西村、英雄アガイエフに東京で勝利へ!

大会各種目の展望の3回目、最後となる今回は、男子組手の5種目です。
-60kg、-67kg、-75kgの予選は12日に、-84kg、+84kgの予選は13日に行われ、全種目のメダルマッチは14日に実施されます。

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男子組手-60kg

スピード感あふれる試合展開が見モノの軽量級。世界選手権を2度制した2人の選手が牽引します。ブロス選手(ブラジル)と、アミル選手(イラン)です。どちらも日本でセミナーや練習会を実施したことのある日本にも縁の深い選手です。

また、若い選手も近年続々と活躍している階級でもあります。世界ランク1位のセイマトフ選手(ウズベキスタン)は20歳、2位のエレイ選手(トルコ)は21歳という若さです。そして、日本の19歳・小崎友碁選手も爆発的な力を持ちます。名前を挙げた4名の選手に勝利経験のある小崎選手、プレミアリーグ初優勝を、東京で飾りたいところです。

男子組手-67kg

選手層がもっとも厚い、熾烈な階級です。世界ランク1位のブラク選手(トルコ)は突き蹴りの万能型、2位のビニシウス選手(ブラジル)はスピードがあり、3位のスティーブン選手(フランス)はパワーがある、それぞれ個性的な選手が揃います。

日本の1番手は、篠原浩人選手。2年に一度の世界選手権に、5度出場しているベテランです。昨年の沖縄シリーズA大会では、残り1分で6点差をひっくり返して勝利するなど、ドラマチックな勝利を呼び込む馬力も兼ね備えます。今大会も、どんな試合で見るものを引きつけてくれるでしょうか?

また、篠原選手と日本代表1番手を争う五明宏人選手。得意の裏回し蹴りを武器に、プレミアリーグ2度の優勝経験があります。日本が誇る2人の「ヒロト」に注目です。

男子組手-75kg

突いて良し、蹴って良しの、世界のスターの宝庫である階級。筆頭は、世界選手権を5度優勝しており、もはや競技空手の伝説となっているアガイエフ選手(アゼルバイジャン)。今年も、プレミアリーグ5大会に出場し2度優勝、全てでメダルを獲得しており、東京大会を前に、早くも年間王者を決めました。

そのアガイエフ選手にとって、日本選手が鬼門となっています。日本のエース・西村拳選手は、今年のプレミアリーグパリ大会とロッテルダム大会でいずれもアガイエフ選手を下して優勝。どんな状況からでも大技の蹴りを決めることができる西村選手、今大会も会場を沸かせる蹴りを決めてくれるでしょう。また、19歳の崎山優成選手が急成長中。プレミアリーグベルリン大会では決勝でアガイエフ選手に勝ち、今、世界でブレイク中です。

そのほか海外勢では、アガイエフ選手と並んで世界のスターであるブサ選手(イタリア)、加えてホルナ選手(ウクライナ)、トーマス選手(アメリカ)が王座を狙います。

■13日 日本のスーパーエース・荒賀から、一瞬たりとも目を離すな!

ここからは13日に予選が開かれる2種目です。

男子組手-84kg

何と言っても、荒賀龍太郎選手の存在が欠かせません。日本空手競技の数々の歴史を塗り替えるスーパーエースです。国際大会においても、その絶大な人気で、荒賀選手が会場に入場してくるだけでも会場中の雰囲気が変わります。

このプレミアリーグ東京大会が、今年唯一、日本国内で荒賀選手の試合を見ることのできる機会かもしれません。空手界の申し子とも言える存在の荒賀選手の試合は、見ものです。

荒賀選手のライバルとなるのが、ザビオラ選手(イラン)、アクタス選手(トルコ)、ママエフ選手(アゼルバイジャン)、ケンジ選手(フランス)と多くの選手がいます。この階級もスターの多い階級、一瞬たりとも目が離せません。

男子組手+84kg

2m近い長身の選手がずらりと揃う重量級。手足の長い、ダイナミックでパワフルな試合が続きます。海外勢では、世界ランク1位のホーン選手(ドイツ)が安定した力を持ちます。また、19歳のフィラーリ選手(フランス)が今年彗星のように現れて活躍。そして、組手大国イランのサレー選手も注目。今年のアジア選手権の覇者で、7月に神戸で開催された世界大学選手権でも優勝しています。

挑むは、日本の香川幸允選手。勢いに乗った時の強さは誰にも止められないものがあります。

トーナメント発表は、大会前日の10月11日です。

★全空連オフィシャルInstagram(jkf_official)などで、注目選手を紹介しています。

写真・文=JKFan